臨床工学科の特徴
臨床工学科は、スタッフ19名が手術部門、心臓血管造影部門、血液浄化部門、集中治療室部門、ME機器管理部門に配属され「生命維持管理装置の操作及び医療機器の保守点検」に従事しています。
手術部門は、人工心肺、術中自己血回収術、術中の各種モニタリング等安全に手術が出来る様に機器の操作や管理を行っています。心臓血管造影部門では、心臓カテーテル検査、ペースメーカー治療、高周波カテーテルアブレーションをサポートしました。血液浄化部門では、血液浄化に加え、他院からの紹介入院患者は循環器疾患を中心に年間700名を超え、持続的腎代替療法(CRRT)や各種アフェレーシス、腹水濾過濃縮再静注法(KM-CART)、人工膵臓にも対応し、専門性の高い医用工学技術を提供しています。集中治療部門では主に呼吸療法が安全に効果的に行われる様に人工呼吸器を中心に管理をしています。また、医療機器安全管理では、シリンジポンプ、輸液ポンプ、AED、フットポンプなど適正な保守点検管理を行い、点検実施率100%を目指しています。
各部門は夜間、休日も多数の診療科と連携し24時間オンコール体制で緊急症例に対応しています。また、医療安全管理委員会や医療機器安全委員会、リスクマネジメント委員会、感染対策委員会に参加し、チーム医療の実践に貢献しています。