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胆石症

たんせきしょう

50音
た行
対象部位
上腹部
検索用キーワード
腹痛、黄疸、腹腔鏡手術、胆石

疾患概要

胆石症は、肝臓から分泌される胆汁の成分が固まることにより胆嚢内や胆管内に石が形成される病気です。近年、食事の欧米化などにより日本人に増加しています。

種類

石ができる部位により胆嚢結石、総胆管結石、肝内結石に分類されます。また、石の成分、性状よりコレステロール結石、ビリルビンカルシウム石、黒色石などに分類されます。

症状

多くは無症状ですが、食後にみぞおち、右上腹部、背部痛が出現することがあります。悪心・嘔吐を伴うことも多いです。これに細菌感染を伴うと発熱や黄疸を生じます。特に、総胆管結石による胆管炎を発症した場合、悪寒を伴う高い発熱や意識障害など、重症となることもあります。

検査

当院では、患者さんの体への負担が少ない腹部超音波検査やMRI検査を中心に検査・診断を行います。

治療

総胆管結石は内視鏡治療にて摘出します。

肝内結石は手術による肝切除術が必要となることがあります。

胆嚢結石症に対しては胆嚢摘出術を実施していますが、当院では手術症例の95%以上は腹腔鏡手術で実施しています。腹部に3~4か所の孔をあけて行う手術であり、通常の開腹手術より体への負担が少なく、翌日より食事可能です。手術前日に入院していただき、術後4~5日目の退院としています。

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