診療科のご案内

糖尿病・内分泌・代謝内科

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外来担当医師表

診療科のご紹介

当科では内分泌疾患全般、糖尿病全般の診断、治療を行っております。糖尿病の診療方針としては、初診時にインスリン分泌能などの病態を把握するとともに、合併症の状態を検査・診断します。そのうえで、患者様の背景や考えに合わせて、最適な治療法を提案し治療を行っております。また、循環器内科、腎臓内科、眼科、形成外科などの他の診療科とも密に連携を図り、糖尿病の治療だけでなく、糖尿病合併症の検査、治療にあたっています。

糖尿病は、正しい知識を習得し、適切な食事、運動を施行することが、治療の基本であり最も重要です。適切な食事について知っていただくため、随時個別栄養指導を行っております。また、糖尿病に対する知識を習得していただくために、毎週木曜日 13:30から糖尿病基礎教室を行っております。臨床検査技師、看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士を含めた糖尿病医療チームが、役割を分担し施行しています。どなたでも参加できます。

主な対象疾患

【代謝疾患】

糖尿病

成人の約4~5人に1人は糖尿病もしくは予備軍の可能性がある位に糖尿病患者数は増加傾向にあります。病型は1型糖尿病・2型糖尿病・その他の特定機序、疾患による糖尿病に分類されます。著しい高血糖状態が続くと、のどの渇き、多尿、体重減少、疲れやすい等の症状が出現し、高血糖状態が長期に及ぶと慢性合併症として、末梢神経障害、視力障害、腎障害が起こります。自覚症状がほとんど無いため、健康診断を毎年受診し、精密検査を指示されたら直ちに受診することが重要です。

脂質異常症

血液検査でコレステロールや中性脂肪が高い事で判明します。自覚症状はほとんどありませんが、高値状態が持続しますと、血管が細く狭くなる動脈硬化が進行し、心筋梗塞、脳梗塞などの血管閉塞症が突然起こります。特に糖尿病や高血圧症を併せ持つ方は厳重な管理が必要です。健康診断で精密検査を指示されたら一度受診して、治療の意義・目標などを理解して治療を開始することが重要です。

【甲状腺疾患】

バセドウ病

甲状腺を刺激する物質が出現し、甲状腺が機能亢進状態となり、甲状腺ホルモンが過剰に合成、分泌される疾患。甲状腺が腫れる、動悸、脈が速くなる、汗をかきやすい、手が震える、体重減少などの自覚症状があります。このような症状が出現した際には、1度受診していただくことをお勧めします。

慢性甲状腺炎

甲状腺に対する自己抗体が出来る事により、甲状腺が大きくなったり(時に小さくなったり)、甲状腺ホルモンに異常を引き起こす疾患。甲状腺が腫れる、無気力、寒がりになる、疲れやすい、うつ状態などの自覚症状があります。このような症状が出現した際には、受診していただくことをお勧めします。

亜急性甲状腺炎

甲状腺に強い炎症性変化をきたし、甲状腺に激しい痛みを伴う疾患。前頚部(甲状腺)に強い痛みがあります。痛みが出現する1〜2週間前に、風邪症状を認めることが多く、甲状腺の腫れ、飲み込む時の痛み、発熱が出現します。引き続いて甲状腺ホルモン過剰症状が出ます。このような症状が出現した際には、受診していただくことをお勧めします。

【副腎疾患】

原発性アルドステロン症

腎臓の近くにある副腎から血圧を上昇させ、血清カリウムを低下させるアルドステロンが過剰に分泌される疾患。血圧が高くなる以外症状が無い場合が多い。50歳以下、血清カリウムが低い、血圧の薬を飲んでも下がらない場合には、ホルモン検査を受けられることをお勧めします。

クッシング症候群

副腎からコルチゾールというホルモンが過剰に分泌される疾患。症状としては、手足が細くなって、おなかは太り、顔はむくんで赤ら顔になります。腹部、太ももに赤紫色の皮膚の亀裂が生じることがあり、皮膚は軟らかく、あざが出来やすくなったり、ニキビが出来やすくなったりします。高血圧や糖尿病を発症したりします。このような症状がある場合には、ホルモン検査を受けられることをお勧めします。

病院別インデックス

診療科からのお知らせ

糖尿病教室

熊本中央病院では「糖尿病教室」を開催しています。ご家族の方、他院通院中の方等どなたでも参加できます。
ご不明な点は糖尿病・内分泌・代謝内科外来までご連絡下さい。
皆さまの参加をお待ちしております。

糖尿病 お役立ち情報

現在、糖尿病に関する情報を目にすることが多いと思いますが、皆様に正しい情報を迅速にお届けします。