診療科のご案内

呼吸器内科

呼吸器外科との連携で速やかな診断・治療を。

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外来担当医師表

診療科のご紹介

呼吸器内科では、肺癌、肺炎、気管支喘息・COPD、間質性肺炎など呼吸器疾患全般の診断と治療を行っています。

当院の特徴として、呼吸器外科との密接な連携があげられ、手術を含めた外科処置も速やかに行うことができます。また、放射線科とも合同のカンファレンスを行い、症例検討や画像診断の技術向上に努めています。呼吸器内科の中でも全症例についてスタッフ全員で治療方針を検討しており、看護師、理学療法士、臨床工学技士などのスタッフと共にチーム診療の体制をとっています。6ベッドのRCU(呼吸集中治療室)を併設しており、呼吸器領域の救急にも対応できます。

主な対象疾患

肺がん

肺がんは気管、気管支、肺胞から発生するがんです。症状として、咳、痰、血痰で発見される事もありますが、肺の末梢に発生する腺癌は無症状の事も少なくありません。検査は胸部レントゲン・胸部CTを撮影し、肺がんが疑われた場合には気管支鏡検査を行い組織学的に診断します。当院では超音波ガイド下に経気管支的にリンパ節を穿刺し診断できる特殊な気管支鏡検査もできます。

慢性閉塞性肺疾患(COPD:chronic obstructive pulmonary disease)

慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは、「タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入曝露することで生じた肺の炎症性疾患」であり、喫煙習慣を背景に中高年に発症する疾患です。確定診断にはスパイロメトリーと呼ばれる呼吸機能検査を行い、気道が狭くなっている状態(閉塞性障害)を評価します。また、胸部CTでは気腫病変(肺の破壊)を検出することができます。

気管支喘息

気管支喘息は、「発作性の喘鳴、呼吸困難があり、自然にまたは治療により改善する」病気です。原因はアレルギー性の炎症で、ハウスダストアレルギーなどが多くみられますが、原因がはっきりしない患者さんもたくさんあります。肺機能検査、レントゲン、採血などの検査を行います。

肺炎

肺炎は肺に炎症が起きる病気の総称で、主に病原微生物による感染が原因となります。発熱、咳、痰、呼吸困難、全身倦怠感、胸痛などの症状があり、肺癌や肺結核で見られる血痰は通常みられません。聴診などの身体所見、胸部X線写真、胸部CT、血液検査などで診断を行い、喀痰培養検査で起因菌の同定も可能です。

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