診療科のご案内

小児科

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外来担当医師表

診療科のご紹介

小児科は小児専門病棟として、熊本県全域の患者さんの診療にあたっております。内科系のみならず外科、整形外科、眼科、泌尿器科、形成外科などの他科小児患者も受け入れています。周りが15才未満小児とその親だけですので、家族も気を使わずに看病ができます。

5名の小児科医とBasicLifeSupport(一次救命処置)講習を修了した小児専門看護師によって、高レベルの診療を提供しています。また、病棟保育士も勤務している広いプレイルームも完備し、入院している子どもの心のケアや保護者の方々のサポートも心がけています。

小児科で診る疾患は急性と慢性に分かれます。急性疾患は主に地域連携の開業医の先生からご紹介頂いている、肺炎、扁桃炎、川崎病などの短期入院患者です。救急に関しては二次救急(紹介された救急患者さん)診療を主に行っております。慢性疾患は当科医師のサブスペシャリティを活用しております。小児腎臓泌尿器科疾患(腎炎、腎症、尿路感染症、尿路奇形等)および小児内分泌疾患(低身長、甲状腺疾患、思春期異常、糖尿病)が主です。腎生検や内分泌負荷試験など特殊検査も数多く行っており、若手先生方の研修の場としても最適と言われています。また午後には毎日医師が集まってカンファレンスを開き、入院患者の評価や方向性を全員で話し合うシステムをとっております。

これからもチームの力で努力を積み重ね、地域の方々に満足してもらえる小児医療を目指します。

主な対象疾患

慢性腎炎(IgA腎症、紫斑病性腎炎など)

3才半健診や学校検尿などで『血尿』や『蛋白尿』が指摘された場合は、慢性腎炎が疑われます。自覚症状がないからといって放置すると、いつの間にか腎不全になってしまうこともあり、生涯に渡って透析が必要となる場合もあります。紹介状や検査データを持って受診してください。

尿路感染症

『発熱のみで、咳や鼻水などの感冒症状がない場合』は面倒でもかかりつけの『小児科』を受診して尿の検査を受けてください。尿の中の白血球という成分が増えていれば腎盂腎炎(尿路感染症)が考えられます。何回も繰り返すと次第に腎臓の働きが低下してしまいます。

水腎症

最近は3か月検診などで腹部超音波検査を行う病院も増えてきました。『腎臓に水がたまっている』と指摘された場合は、程度が強ければ、適切な処置が必要になることもあります。かかりつけの先生から紹介状をもらって受診してください。

低身長

低身長は一般に-2SD以下と定義されています。この中には成長ホルモン分泌不全の患者さんもおられ、治療することで正常範囲内に身長を伸ばすことも可能です。低身長精査によって甲状腺など他のホルモン異常、骨疾患、代謝疾患などが見つかることもあります。

思春期異常

思春期異常には、思春期が早く出現する思春期早発症や逆に発現が遅い思春期遅発症等があります。まず腫瘍や先天異常の有無を確認する必要があります。診断がついたら、安定した思春期を過ごせるように個人に応じた治療を行ないます。

小児肥満症

過食、不規則な食事、運動不足などが原因で、日本でも小児科領域の肥満が増えています。将来の生活習慣病を予防するために、早めの評価と介入が必要です。高脂血症、脂肪肝の評価、CTによる内臓脂肪測定を行ない、栄養指導や運動療法で減量をはかります。

病院別インデックス

診療科からのお知らせ

勉強会のご案内

芝蘭会小児科懇話会(日本小児科学会認定医3単位)

開催日時場所内容
毎月第1木曜日
(祝日の時は第2木曜日)
19:00~21:00 管理棟2階 大講堂 先月分の紹介例の検討と特別講演