糖尿病
とうにょうびょう
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- のどの渇き、体重減少、多飲多尿、視力障害、腎障害
疾患概要
厚生労働省の調査で、糖尿病が強く疑われる人の数は約950万人、糖尿病の可能性を否定できない人の数は約1,100万人と報告されました。成人の約4~5人に1人は糖尿病もしくは予備軍の可能性があります。糖尿病患者数は増加の一途をたどっており、今後も増加していくと思われます。
種類
1型糖尿病
膵β細胞から分泌されるインスリンが、膵β細胞が破壊されることにより欠乏して発症する糖尿病
2型糖尿病
遺伝因子と環境因子が組み合わさり発症する糖尿病で主に生活習慣による
その他の特定機序、疾患による糖尿病
膵疾患や内分泌疾患や薬物などにより起こる糖尿病
妊娠糖尿病
妊娠中に初めて発見または発症した糖尿病に至っていない糖代謝異常
症状
ほとんど自覚症状はありませんが、高血糖状態が続くと、のどの渇き、多尿、体重減少、疲れやすさなどの症状が出現する場合もあります。高血糖状態が長期に及ぶと慢性合併症として、末梢神経障害、視力障害、腎障害が起こります。経過中自覚症状がほとんど無いため、健康診断を毎年受診し精密検査を指示されたらすぐに受診をすることが重要です。
検査
当院では定期的に糖尿病検査、合併症検査を施行しております。2013年度より持続血糖測定器を使用し、24時間の血糖動態の把握を行っております。
- 糖尿病の診断のための検査:血糖値測定、HbA1c測定、75g OGTTなど
- 糖尿病合併症診断のための検査:尿検査、眼底検査、心電図、負荷心電図、心エコー、ABI、頸動脈エコーなど
治療
全ての患者さんに、栄養指導を定期的に施行し食事療法を指導しております。
また、患者さん個別の状態に合わせて治療方針を決定しています。(内服治療、インスリン療法、持続皮下インスリンポンプなど)