末梢動脈疾患
まっしょうどうみゃくしっかん
- 50音
- 対象部位
- 四肢
- 検索用キーワード
- 末梢動脈
疾患概要
動脈硬化により主に下肢の動脈が狭窄、閉塞することで血流が少なくなり、歩いたらふくらはぎが痛む、あるいは病気が進行すると足の指先などに潰瘍が出来て治らないなどの症状が起こる疾患です。動脈硬化が非常に進行した方に起こります。
治療
動脈硬化や下肢の血管の状態によって様々な治療を行います。
- 運動療法
すべての患者さんに運動療法が推奨されます。
跛行を生じるに十分な強度で歩行し、疼痛が中等度になれば安静にすることを繰り返し、1回30~60分間行います。非常に効果が高い治療法ですが、患者さんひとりではなかなか継続が難しいようです。
- 薬物療法
血液がサラサラになるような薬や、狭くなった血管を広げるような薬を継続してもらいます。
- 血行再建術
安静時疼痛や虚血性潰瘍のある患者さんは血行再建術という手術が必要となることが多いです。血管が狭くなったり詰まったりしている長さが短ければカテーテルによる血行再建が出来ます。状態の悪い血管は外科手術が必要になる場合が多いです。
大動脈-両側大腿動脈バイパス
外腸骨動脈-大腿動脈バイパス
大腿-膝窩動脈バイパス