治療食の説明
慢性膵臓病の食事
- 脂肪(油脂)を控える
- 油(脂肪)の多い料理を控える
揚げる、炒めるといった洋風や中華料理は油を多く使用するため、あまり適していません。蒸す・焼く・煮るなどの料理方法(主に和食)や調理の工夫で低脂肪になるようにしましょう。
≪油(脂肪)の多い料理≫
カレー、グラタン、ハンバーグ、トンカツやから揚げなどの揚げ物、ハンバーガー、ピザ、ラーメン、チャーハン、スパゲティなど
- 脂肪を多く含む食品を減らしましょう
食品自体に脂肪を多く含む食品はなるべく控えるようにしましょう。
≪油(脂肪)の多い食品≫
ウインナー、ベーコン、ハム、バラ肉、チーズ、生クリーム、チョコレート、アイスクリーム、菓子パン、調理パンなど
- なるべく消化によいものを食べる。
繊維を多く含む食品や消化しにくい食品は、消化管に長時間留まるため消化液の影響を受けやすくなります。痛みなどの症状がある場合は、消化しやすい食事を摂るようにしましょう。
- 繊維の多い食品
ごぼう、たけのこ、れんこん、山菜、きのこ類、こんにゃく類、海藻、パイナップル、なし、ぶどう、豆類、サツマイモなど - 消化しにくい食品
たこ、いか、貝類、くらげなど
- 刺激物は控える
- 刺激の強い香辛料は、消化液の分泌を促し痛みの原因となります。
わさび、辛子、唐辛子、カレー粉など - 極端に濃い味付けを控えましょう。
- 炭酸飲料、コーヒーなどは症状によっては控えたほうがよいでしょう。
- アルコールについて
アルコールは、膵臓疾患に深く関わっており基本は禁酒です。
- 暴飲暴食は控える
極端な食事をすれば、それだけ消化に負担を与え、症状を悪化させることになりますので注意しましょう。