塩分の摂りすぎは、全身の血管にジワジワと負担をかけ、高血圧に始まり、放っておくと透析や脳梗塞、心疾患などの重篤な病気に繋がります。現在、成人の8人に1人が慢性腎臓病(CKD)と言われており、無自覚のために未治療の方も多く見られます。
近年の塩分の平均摂取量は約 11gと減りつつありますが、WHO が世界基準とする5gの2倍であり、 世界的に見ても過剰な状況です。日本が基準とする男性8g 未満、女性7g 未満(1食2.5g前後)、腎疾患等ある方は6g未満を目指すには、さらに工夫が必要でしょう。
私たちの食事は塩分の多い食材や料理があふれているため、気づかないうちに過剰摂取となっています。