看護部のご案内

部署紹介

西4階病棟(循環器内科・腎臓内科・形成外科)



循環器内科、腎臓内科、形成外科の3科混合の病棟です。循環器内科では虚血性心疾患、末梢動脈性閉塞疾患、心不全、不整脈などの治療を、腎臓内科では薬物療法、バスキュラーアクセスの造設・狭窄などの治療、形成外科では皮下腫瘍、下肢潰瘍・壊疽などに対する手術を行っています。

心臓病、腎臓病、重症虚血肢など慢性疾患の患者さんの状態を捉え、回復の促進を行い、増悪の回避・予防などを行うために、医師、看護師、理学療法士、薬剤師、栄養士、ソーシャルワーカーなど多職種で連携してケアをしています。

それぞれの生活に応じた療養行動支援を患者さんとともに考え、生活調整や継続できるセルフケア支援を行い、慢性心不全看護認定看護師も専門性を活かした活動をしています。

東4階病棟(心臓血管外科、循環器内科、救急総合診療科)



心臓血管外科・循環器内科・救急総合診療科の混合病棟です。

循環器内科では虚血性心疾患に対するカテーテル検査・治療や心不全治療、心臓血管外科は冠動脈バイパス術・弁膜症手術などを主に行っています。

回復を促す為に早期から心臓リハビリを開始し、医師、看護師、薬剤師、理学療法士、栄養士など多職種で協働しながら、治療・ケア・指導にあたっています。

また、不安なく在宅での生活が送れるように、退院後の生活を見据えた関わり「退院支援」にも力を入れています。

西5階病棟(呼吸器内科、呼吸器外科)



西5階病棟は、呼吸器科病棟です。39床の一般病床に6床の呼吸器集中治療室(RCU)を併設しています。

RCUでは肺癌・気胸の手術後やARDS(急性呼吸促迫症候群)・成人呼吸不全により人工呼吸器を装着された急性期の患者さん、一般病床では肺癌・COPD(慢性閉塞性肺疾患)・喘息・呼吸器感染症や終末期の患者さんが入院されており、看護は幅広い視野とスキルを必要とします。

医師との協働の勉強会を行い、最新の知識・技術の向上に努めるとともに、医師・薬剤師・呼吸療法認定士や緩和・がん化学療法・WOCナース等と連携し、チームでよりよい専門的な医療・看護の提供に努めています。

今後も医師・看護師共に同じ目標に向かって、患者さんにとって最善のケアが行えるように取り組んでいきます。病棟の雰囲気はアットホームで働きやすい職場です。

東5階病棟(泌尿器科)



東5階病棟は泌尿器科41床の病棟です。
泌尿器科は腎・尿路系の検査や手術療法を受ける方、抗がん剤治療・放射線治療を受ける方が多く入院されます。

泌尿器手術を受ける方には、術後合併症予防のため創傷管理・早期離床を行いながら、周術期にある方へ心身両面に質の高い医療・看護を提供しています。

抗がん剤治療や放射線治療を受ける方には、予防を重視した副作用管理を行い、安全・安楽に治療が受けられるよう努めています。

患者さんを中心に安全で効率的な医療・看護の提供ができるよう、医師・看護師・理学療法士・薬剤師・栄養士など多職種で協働しています。また緩和ケア・がん化学療法・WOCナース等認定看護師がそれぞれの専門性を活かし患者さんの必要に応え活動しています。患者さんにしっかり寄り添い子育て中のナースも多くPNSや看護助手との協働を効率的に活用しながら、笑顔で楽しくメリハリのある仕事をする病棟であるよう、ワークライフバランスを大切に頑張っています。

西6階病棟(小児病棟)



西6階病棟は病床数25床の小児病棟です。腎臓、内分泌、急性期疾患を主とする小児科、泌尿器科、眼科、整形外科、外科など、0歳から15歳未満までの子どもを受け入れています。かかりつけ医からの紹介で緊急入院される方がほとんどです。不安を抱える患児、家族に対してあたたかみのある医療提供を目指し、医師・看護師・保育士・薬剤師など多職種と協力して取り組んでいます。

私たち小児病棟看護師は、患児・家族が安心して入院生活を送れるよう、発達段階や生活環境に目をむけ、入院時から退院後の生活を見据えたサポートを心がけています。保育士とともにイベントなどを計画し、患児が早く笑顔を取り戻せるように看護を提供します。

東6病棟(整形外科、眼科)

東6階病棟は、整形外科49床と眼科11床の混合病棟です。整形外科は脊椎系・関節系の疾患での手術目的の患者さんが多く、眼科では主に白内障の手術目的の患者さんが入院されています。

様々な既往を持った方、高齢の方、ADLの援助を必要とされる患者さんが殆どであり、病状や状況に合わせてベッドサイドの環境を整え、安全安楽な療養環境を送れるよう日々工夫しています。また、多職種と協働しながら回復期の後方支援病院や紹介元の施設と連携し自宅退院に向けた支援を行っています。

状態が改善し笑顔で退院される姿を見ることが看護のやりがいに繫がっています。

西7階病棟(腎臓内科、糖尿病・内分泌・代謝内科、呼吸器内科)



西7階病棟は47床を有する腎臓内科、糖尿病・内分泌・代謝内科、呼吸器内科の3科混合病棟です。

患者さんの生活背景に沿った日常生活指導を初めとして、腎臓内科では透析(血液・腹膜)導入期指導、糖尿病・内分泌・代謝内科では自己血糖測定や自己インスリン注射の手技獲得指導を行い、患者さんの社会復帰へ向けた教育を行っています。糖尿病教室や患者会にも医師・栄養士・検査技師と協力しながら参加しています。

近年は高齢者が増加し、教育の工夫が求められます。看護師の中には、より専門性を発揮できるように自己研鑽に努め、糖尿病療養指導士の資格を取得し活躍している人もいます。さらに呼吸器内科では診断治療と共に、終末期を含む悪性疾患患者や家族に対して療養場所や治療選択の意思決定支援ができるよう緩和ケアチームと共に取り組んでいます。チームで刺激し合い、より良い看護が提供できるよう、笑顔で明るい病棟を目指して頑張っています。

東7階病棟(外科、乳腺・内分泌外科、消化器内科)



東7階病棟は44床を有する外科、乳腺・内分泌外科、消化器内科の混合病棟です。

入院患者さんの8割が悪性疾患の患者さんであり、手術療法、化学療法を受けられる方が入院されています。

外科では、年間約500例の手術を行っており、できるだけ低侵襲手術を行うべく腹腔鏡下手術を色々な症例に取り入れています。術後異常の早期発見に努め早期離床を図り、病状変化に伴う認知症の悪化、合併症の予防に努めています。

手術を受ける患者さんには、クリニカルパスを用い説明を行い、手術前後のイメージができ安心して治療を受けていただけるよう、医師、看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士とチームで協働しケアの実践を行っています。

手術室

手術室では12診療科で年間約3,600件の手術を行っていますが、医療の高度化と少子高齢化に伴い、手術現場も年々大きく変化しています。

また、ハイブリッド手術室にてカテーテルによる大動脈弁治療(TAVI)を開始しました。低侵襲手術が増加し、手術看護にも更に高い専門性が求められるようになりました。

私たち手術看護師は「安全・清潔・スピーディ」をモットーに患者さんが安全・安楽に手術が受けられるよう、現在の医療情勢の変化に応えられるよう研修会、学会などへ参加し日々研鑽に努めています。

麻酔科学会では周術期医療の質の向上のために、周術期管理チーム認定制度が発足し、当院にも資格を持つ看護師が5名います。この看護師を中心に術前訪問などの改訂を行い、周術期看護の充実を目指しています。

透析センター



透析センターでは、透析導入期から外来維持透析、腹膜透析、各診療科で入院治療を受ける患者さんの透析を行っています。また、血液透析だけでなく吸着療法や血漿交換、人工膵臓、腹水ろ過濃縮再静注法等、血液浄化療法全般を行っています。ベッド数は40床で、月水金曜日は午前・午後2クール、火木土曜日は午前1クールで外来・入院患者の治療を行なっています。

「安全で安心できる透析治療を提供できる」をモットーに、医師・看護師・臨床工学技士とコミュニケーションを常にとりながら、よりよい医療の提供にチームで取り組んでいます。透析看護は透析の専門知識や機器の管理に加え、各診療科の治療や合併症対策、高齢化した患者さんに対する老年看護や家族看護が求められます。そのため疾患や治療に対するケアだけでなく、家族を含めた生活指導に取り組みトータルでサポートできるように日々努力し、質の高い看護が提供できるよう心がけています。

ICU・CCU



ICU2床CCU8床の計10床で心臓血管外科、循環器内科、心疾患を持つ患者さんの術後管理を行っており、病病連携による熊本市内からの紹介患者さんはもとより、県内外からの救急搬送を受け入れています。ICU・CCUの看護師は医師と共に救急車に乗車し、気管内挿管中の患者さんやIABP(大動脈内バルーンパンピング)留置中の患者さんなどに対して迅速な処置・観察を行い、不安や苦痛が最小限となるよう援助を行っています。

また、入院患者さんはモニターや輸液ポンプ他、多くの医療機器に囲まれた環境の中で身体的・精神的苦痛を伴う治療を受けられているため、患者・家族に対して温かみのある看護が提供できるよう取り組んでいます。

日々進化していく医療の現場において専門知識をより深く得るため、医師や看護師による定期的な勉強会の開催や院内外の研修や学会に参加し自己研鑽に努めています。

健診センター



日本人の死亡疾患の約6割が、がん・心臓病・脳卒中などの3大疾患で占められています。また、健康なつもりでも年齢を重ねるにつれて、生活習慣病の合併が多くなります。

当健診センターでは、血液検査・尿検査・画像診断を中心とした一連の検査により、隠れた病気の発見や病気を引き起こす可能性のある危険因子を早い段階で見つけ出し、生活習慣病予防に努めています。

また、労働条件や生活スタイルに応じて検査結果を時系列で比較しながら、生活指導を行い健康管理のサポートをしております。

外来化学療法室

外来化学療法は社会生活と治療を両立しながら生活を送ることができます。

そのために患者さんの生活の質の向上を目指しながら患者さんに寄り添い患者さんの声に耳を傾け、一緒になって病気と向き合えるように関わらせていただいています。

がん化学療法が“確実”“安全”“安楽”に行えるよう患者さんに情報の提供や患者指導を行い、外来化学療法に対する不安感を少しでも緩和できるように働きかけています。

がん診療緩和チームの活動もあり、他職種でチームを組み、それぞれの専門性を生かして協力しあってよりその人らしく生活が出来るようになるかと適切なケアを考えています。

入退院支援部門・相談支援センター



患者さんやご家族が外来または入院において、不安が少なく安心して療養生活ができるよう、また退院後もすみなれた地域で暮らしていけるように、入退院支援・退院調整や医療・福祉・看護相談などを社会福祉士と協力して行っています。

患者さんやご家族のお話しを傾聴して、気持ちや希望を理解するようにして支援を行っています。

入院支援

入院を予定している患者さんが入院生活や入院後にどのような治療過程を経るのかをイメージでき、安心して入院医療が受けられるように支援します。

退院支援・退院調整

入院直後から病棟と連携をとり、患者さんやご家族と話しあいながら安心して退院・転院ができるように調整します。院内・院外との様々な職種と連携しながら支援します。

相談支援センター

病気や治療によって生じる様々な問題に対して、専門的な立場から患者さんやご家族の相談に応じています。その他、がん診療連携パス「私のカルテ」の運用やがんサロンのサポートも行っています。