基本情報
- 病理診断科の特徴
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生検や手術などで患者様から採取された組織検体の病理診断(年間約3,000件)や、術中迅速検体の病理診断が主な業務です。検査科に所属する臨床検査技師(細胞検査士、認定病理検査技師)とともに細胞診検体の病理診断(年間約3,000件)や病理解剖も行なっています。
病理専門医は全国でも3,000人に満たず、熊本県内の病理専門医は27名です( 2024年4月現在)。 当院には専任の常勤病理専門医(および細胞診専門医)が1名勤務しており、病理診断科を標榜しています。日本病理学会研修登録施設および日本臨床細胞学会認定施設の認定を受けています。他施設で作製された組織標本の病理診断も行なっており、地域医療に貢献しています。
病理診断科では患者様に対して直接医療行為を行うことはありませんが、各診療科の医師と密接に連携し、治療方針の決定や治療効果判定などを通して当院の医療に参加しています。各診療科とのカンファレンスや症例検討会などを行い、医療の質の向上に努めています。病理診断には多種多様な疾患の最新の医学知識が必要となるため、日本病理学会や九州沖縄スライドコンファレンス、各種セミナーなどに積極的に参加し、知識のアップデートと病理診断の精度管理に努めています。
- 検査科の特徴
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検査科は部長2名、臨床検査技師30名、受付事務員2名で構成され、生理検査部門14名、検体検査部門10名、病理部門3名、健診センター3名(2名は午前のみ)の体制で診療支援を行っています。
生理検査部門は年間43,000件の検査を行い、なかでも心エコーや血管エコー検査については、専門的知識を持つ超音波学会認定の検査技師が業務を担当しています。また、検体検査では、日々の精度管理に努めて年間190万件の検査を行い、質の高い検査結果を迅速に報告する体制をとっています。エコーに限らず下記にありますように、各分野で種々の認定資格を有する検査技師が各業務を担当しています。加えて、健診センターでは年間5,000名の受診者の健診業務を行っています。
さらに、当科では夜間及び休日の診療に応えるため、宿日直体制により24時間検査が行える体制を整えて診療支援を行っています。
主な資格取得者
心臓超音波検査士 7名 認定病理検査技師 3名 腹部超音波検査士 2名 認定微生物検査技師 1名 血管超音波検査士 7名 認定血液検査技師 4名 認定一般検査技師 2名 認定輸血検査技師 2名 血管診療技師 1名 糖尿病療養指導士 2名 細胞検査士 6名 緊急検査士 2名 国際細胞検査士 2名 健康食品管理士 1名 特定化学物質及び 四アルキル鉛等作業主任者 3名 医療安全管理者 1名