基本情報
当科では、がんや一部の良性の病気に対して放射線治療を行っています。放射線治療は、手術や薬による治療と並ぶがん治療の一つで、体への負担が比較的少ない治療方法です。患者さん一人ひとりの病状や体調に合わせて、各診療科と連携しながら治療方針を決定しています。現在、高精度放射線治療(強度変調放射線治療:IMRTや定位放射線治療:SRTなど)の準備を進めています。また、呼吸による体の動きを考慮した治療計画を行うため、4次元CT(4DCT)に対応した装置の導入も進めています。
肺がん、消化器がん、乳がん、前立腺がんなど、さまざまながんに対して治療を行っており、根治を目指した治療から、手術前後の治療、再発したがんへの治療、様々な症状(骨転移による痛みの軽減、消化管からの出血の止血、皮膚のただれに伴う症状の改善、気道の狭窄による呼吸苦等)をやわらげるための治療まで幅広く対応しています。近年では、転移の数が少ない状態(オリゴ転移)に対する放射線治療の効果も期待されており、患者さんの状態に応じて治療を検討しています。また、受診後できるだけ早く治療を開始できるよう努めています。
放射線治療施行前に治療医から、放射線治療に伴う副作用・合併症について、その症状・発生頻度・転帰などについて十分に説明いたします。
当院での放射線治療は、常勤の放射線治療専門医、放射線治療品質管理士、医学物理士、放射線治療専門放射線技師、看護師が一つのチームとして治療を行っています。
装置紹介
当院では2015年1月より、外部放射線治療装置のエレクタ社Synergy®が稼動しました。
このSynergy®のXVI(X-ray Volume Imaging)は、診断に用いられる電圧でX線撮影やCTを撮影することが出来ます。その撮影した画像で骨、軟部組織や病変を確認できるため、照射の位置精度(照射部位の正確性)を向上させることが可能となりました。(image-guided radiotherapy:画像誘導放射線治療)